コロナウィルスとホスピタリティ①

3月17日現在、日本全国、コロナウィルスで業界はリーマンショック級、それを越えるくらいの冷え込みになっています。

思い起こせば2008年、沖縄で巨大ホテルの開発、運営に携わっており、景気の落ち込みなど感じる暇もなく、世の中は大型の開発が停まり、倒産、民事再生、貸し渋り、貸し剥がしなどの言葉が行き交っていました。ホテルで長年勤めていたわたしには何もかも初めての経験で、自分の会社も多額の負債を抱えて民事再生となり、250名いた開業準備の仲間が全員解雇となりました。あの危機を乗り越えて、個人的にこの業界で宿泊業や飲食業のサポートをしていますが、今回はリーマンショックとは違い、コロナウィルスの影響で、インバウンドが減り、団体旅行が減り、宴会が減り、ビュッフェができなくなりと、経済活動は続けようとしているのに、お客様が来ないという、ある意味リーマンショックより怖い状況となっています。

ホテル、飲食店は、トップの経営判断に委ねられ、手をこまねいているうちに、大変なことになりそうな雰囲気があり、資本力のない企業の倒産が4月に一気に増えそうな予感がします。

この10年余り、日本の宿泊業は飲食業も含めて、インバウンド事業にパイを拡げ、大なり小なり投資されて様々な形態に拡大していきました。また、オリンピックや万博、IR事業などに合わせて投資も増え、ホテルなどのオープンも昨年末から目白押しでした。

そこにコロナウィルスが広まり、今現在、経済活動が停まっている状態となりました。

ところが今、京都にいますが、日本人観光客は団体のバス旅行に限り、あまり見かけませんが個人の観光客は変わらず来ています。清水寺も伏見稲荷も金閣寺も、鴨川沿いも日本人観光客はたくさん歩いています。

むしろ、これが普通の姿…8年前くらいの普通の姿だったと思うのですが、日本がインバウンド観光に対するキャパを広げすぎて、観光地がガラガラだ、悲鳴を上げているなどと報道されるのですが、実際の日本人観光客の状況は、今までとほぼ変わらず、観光がしやすくなり、それ以上来ている感覚です。

とはいえ、キャパが広がった分、宿泊施設や飲食店は、入客が薄まり、インバウンドや団体客特化の施設は、悲鳴を上げているのは事実で、中国人経営の簡易宿所や専門レストランはずっと閉まっています。

今こそ、日本人の考えるホスピタリティを再考する時期だとわたしは考えます。

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