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テレワーク経験者、コロナ禍で約10倍に増加。メリットや転職先選びへの影響は?

エン・ジャパンは求人情報サイト「エン転職」ユーザー1万1605人を対象に、「コロナ禍のテレワーク」についてのアンケートを実施しました。その結果、3人に1人が「テレワーク経験あり」と回答。2019年の10倍に増加したことが明らかとなりました。

本記事では、テレワークで感じたメリットや今後の実施希望などについても紹介しています。早速、結果を見ていきましょう。
 

31%が「テレワーク経験あり」と回答、2019年の10倍に

「テレワーク制度で働いた経験」について聞いたところ、31%が「ある」と回答。2019年の調査では3%が「ある」と回答しており、コロナ禍前と比較して約10倍に増加していました。
 

年代別で見ると、「30代」が33%で最多、次いで「40代以上」が31%でした。「20代」は27%と平均を割っていましたが、どの年代も約3人に1人は経験しているようです。
 

テレワーク経験の有無(年代別)


テレワーク経験がある人に「現在もテレワークを続けているか?」と聞いたところ、45%が「続けている」と回答。年代別では「30代」が48%と最多でした。
 

テレワークで感じたメリット、1位は「通勤ストレスがない」


テレワークで感じたメリットTOP3は、3位「人間関係のストレスが少ない」(全世代合計40%)、2位「コロナウイルス感染などのリスクを減らせる」(同78%)、1位「通勤ストレスがない」(同86%)でした。年代別で見ると、4位「家事・出産・子育ての時間を確保できる」で30代からの支持がほかと比べて多いようです。
 
各回答へのコメントを見ると、「会社まで片道1時間半かかっていたので、その時間を資格の勉強にあてられた(通勤ストレスがない)」や「人間関係のストレスがなくなり、生産性も上がった(人間関係のストレスがない)」といった声が寄せられています。
 

全体の約7割が「今後もテレワーク実施希望する」と回答

「今後、テレワークで働きたいと思うか(引き続きテレワークで働きたいか)」について聞いたところ、全体の67%が「思う」と回答。年代別では20代が74%で最多、次いで30代の71%と続きます。
 
続けたい理由TOP3は、3位「通勤時間を気にせず、住む場所を選べる」(全世代合計49%)、2位「コロナウイルス感染などのリスクを減らせる」(同67%)、1位は「通勤ストレスがない」(同82%)でした。
 
具体的なコメントを見ると、「保育園のお迎えなど行けてありがたい(通勤ストレスがない)」や「テレワークをやめてからコロナに感染してしまった(コロナウイルス感染などのリスクを減らせる)」、「地方出身で震災も経験しているため、状況によりどこでも仕事ができることは魅力的(通勤時間を気にせず、住む場所を選べるため)」といった声が寄せられています。
 

「テレワークで働きたくない」人の理由は、「仕事とプライベートを分けられるか不安」が1位


一方、テレワークで働きたくないと回答した人の理由TOP3は、3位「社内の情報やノウハウを確認しにくい」(全世代合計28%)、2位「会社にいる時と同じ効果をテレワークで出せるか不安」(同34%)、1位「仕事とプライベートをハッキリ分けられるか不安」(同56%)でした。
 
コメントを見ると、「家事分担、育児分担などの面でイライラする(仕事とプライベートをハッキリ分けられるか不安)」や「自宅の環境整備が確実に整う訳では無い(会社にいる時と同じ成果をテレワークで出せるか不安)」といった意見が寄せられています。
 

テレワークの有無は転職先選びに影響する?

テレワークの有無は転職先選びに影響する?
「テレワーク制度の有無が、転職先選びに影響しますか?」を聞いたところ、同率で「影響する」と「どちらでもない」が40%という結果に。
 
年代別で見ると、「影響する」への回答が最多だったのは30代(45%)、次いで20代(41%)、40代以上(35%)でした。