Raribleとは
Raribleは、2020年初頭にAlex Salnikov氏とAlexei Falin氏によって設立されました。ロシアのモスクワを拠点とし、アート作品が中心に取り扱われているNFTマーケットプレイスです。
Raribleは、単にブロックチェーンを使ってアートやデジタルアイテムを収集するためのプラットフォームではなく、RaribleのERC-20ガバナンストークンであるRARIを発行しています。
ほかNFTマーケットプレイス同様、RaribleではNFTの発行・売買が可能ですが、Raribleでは出品者が購入希望者にコンテンツのプレビューや予告編などを提供し、購入者がそのNFTを購入した場合、コンテンツのフルバージョンを公開する仕組みなどがあります。
Raribleの特徴
- 審査なしでだれでもNFTを生成できる
- Raribleで買ったり売ったりすることでRARIトークンがもらえる
- ロイヤリティを設定できる
Raribleは利用した人にRARIトークンが配布されます。
RARIトークン保有者は、Raribleの方向性を提案したり、方針の投票に参加できます。これは他のNFTマーケットにはないRarible特有の特徴といえるでしょう。
配られたRARIトークンは、UniSwapやSushiSwapなどのDEXを利用して他の通貨に交換することもできます。RARIトークンはERC-20規格で発行されているので、さまざまなDeFiに利用できるでしょう。
また、ロイヤリティが設定でき二次流通したときに売上の一部がNFT発行者に入るよう設定できます。
たとえばロイヤリティを5%に設定すると、転売されるたびに作者に売上の5%が入り永続的な報酬を生み出すことが可能です。クリエイターにとって魅力的なプラットフォームですね。
RaribleでNFTを発行する方法
|必要なもの
- ウォレット
- データファイル=画像、動画など
(PNG、GIF、WEBP、MP4またはMP3。最大100mb。) - イーサリアム
|アカウント作成
アカウント作成を行います。
Raribleにログインした状態で右上の「sign in」か「作成する」をタップしてウォレットを接続しましょう。。どちらでも問題ありません。同じウォレットへの接続が面に飛びます。
※先にウォレットにログインしておく必要があります。
ウォレット(財布)をお持ちでない方は下記をご覧ください。
ブラウザーのChromeを使うと拡張機能を使うだけなので超カンタンです!
「MetaMask」を選択します。
接続するウォレットを選択して「接続」をクリックすればOKです。
これで接続は完了します。
私は少なくとも13歳です
Rarible利用規約に同意します
あとは、Raribleのサイト内で利用規約などが表示されるので、こちらに同意を行えば、アカウントの作成は完了です。
NFT発行
アイテムを作成をクリックします。
シングルとマルチで選択できるので選んでください。
- シングル:1点物を発行
- マルチ:コピー(複数)を発行
クリエーターの方はGAS代も安いので、シングルがおすすめです。
今回はシングルを選択します。
Upload fileにNFTしたいデータをアップロードしてください。
アップロードが完了されると画像が表示されます。GIFも対応しているので、動いているデータもNFT化可能です。
これでNFTのベースは完了。
この後、NFTの販売の有無やトークンの名前の決定などを行い発行の手続きを行います。
- 売りに出す
- 販売するどうかの選択
- Instant sale price
- 販売価格を入力
- 購入後にロック解除
- 追加コンテンツ(特典)を提供できる
- コレクション選択
- RARI規格にするか独自のトークン規格にするか
- Free minting
- つまみをオンにすることで発行のガス代が不要
- 名前
- トークンの名前
- 説明
- トークンの概要
- ロイヤリティ
- 第三者がこのトークンを売った時の手数料
- プロパティ(任意)
- 固有のプロパティを作成して、NFTを識別
ロック解除は、購入者への特典です。大きいサイズの画像のリンクや引換コードを追加できます。また、コミュニケーションサイトやイベントなどへの招待リンクやアクセスキーを入れたりできます。
※購入が高い作品には購入者とのコミュニケーションをとっているところが多いです。
※購入後ロック解除とプロパティは設定しなくても大丈夫です。
こんな感じですね。
入力が終わったら「Create item」ボタンを押すとMETAMASKが起動します。
署名を2回押して終了です。
ちょっと自慢しましょう!
OpenSeaより簡単ですね。
今回は固定価格で設定しました。次回はオークション(入札)を試してみたいですね!