2022年3月1日から、いよいよ2023年卒業の学生向けの新卒採用の就職活動が本格化しました。就職活動は、今までの学業やサークル活動、アルバイトなどの活動とはまったく異なるものだと捉え、緊張感に満ちている人もいると思います。それほど真剣になることはいいのですが、企業に就職することを大ごとに考えすぎているのかもしれません。
「就職してしまうと今後の一生が決まってしまうのではないか」「入社してみて合わなかったら、人生やり直せないのでは」と不安になったり、志望する会社を1社に絞り不採用となった際はこの世の終わりのように捉えてしまったりする人も中にはいます。
就活は恋愛と思えば、うまくいく
しかし、就活は結婚ではなく、恋愛です。一生添い遂げようと気負わず、「良いお付き合いができたらいいな」といった恋愛を求めるように気持ちでいてください。もちろん降られることもありますが、あなたにピッタリの相手は必ずいます。今回はたまたま相性が合わなかったと思い、次に向かってください。
出会いの数が多ければ、成功率は上がる
ではどうやって次を見つけるのか?ここで提案したいのは、「多くの企業をみること」です。ありきたりな提案で誰でもできるものかもしれませんが、その理由とともに提案されたことはないのでしょうか?その理由は、「あなたにとっていい企業に出会うため」、「出会いのチャンスを増やすため」です。
自分にとって「いい企業」を知る
働きがいや隠れた優良企業など魅力的な企業はたくさんありますが、魅力とは人によって異なるものです。毎年3月、4月は就活がとても盛んな時期で、企業の情報が取りやすい時期ともいえます。この時期にたくさんの企業と出会って、情報収集を入念に行うと、今後の就活がとてもスムーズに進むことでしょう。なぜなら、自分にとって何が大事なのかが見えてくるからです。
あまり準備していない場合、一般的に「人気がある」「有名企業か」「年収が良いか」という表面的な情報で目標とする企業を決めてしまいがちで、自分にとっていい企業なのかという見極めが難しくなります。
参考までに、22年卒の学生を対象に取ったデータをご紹介します。就活生1人あたりの平均受験者数は15.4社、エントリー社数は37.3社、セミナー参加社数は20.6社です。(「22卒ダイヤモンド就活ナビ就活意識調査」ダイヤモンド・ヒューマンリソース)
企業説明会の多くをオンラインで行っている現在、もしかしたら社数はもっと増やせるかもしれません。
見る目も養われ、面接の精度にもつながる
本当にピッタリだと思う企業との出会いは、30~40社ほどの企業のことを調べたり出会って、自分自身に企業の見る目を養ってからです。そして、出会う企業が多ければ多いほど、自分に合った企業探しの精度があがるのはもちろん、面接での受け答えの精度にもつながります。
理想の企業との出会い、つまり「理想の恋愛」にめぐり合うチャンスをつかんでください!